検定試験の立ち上げ
読み: けんていしけんのたちあけ別名: Launching a Certification Exam、検定の新設、検定試験の新設、資格試験の立ち上げ
新しく検定試験を作り、受験者を募って実施するまでの取り組みです。最初に決めること、試験の作り方、運営の準備の順で勘所を解説します。
検定試験の立ち上げは、ある分野の知識や技能を測る試験を新しく作り、 受験者を募って実施できる状態にするまでの取り組みです。 業界団体や企業が、自分たちの分野の人材の目安を作るために始めることが多くあります。
最初に決めること
試験の作り方より先に、何のための試験かを決めます。
- 誰に受けてもらうのか(業界の新人、経験者、社外の人も含むのか)
- 何を証明するのか(知識か、実務の技能か、どの水準か)
- 合格した人は何ができると言えるのか
- 合格が、受験者や採用・取引の場面でどう使われることを想定するか
ここがあいまいなまま作り始めると、出題範囲や合格基準を決める段階で迷います。
試験を作る
出題範囲と配分を決める — 測りたい力を分野に分け、それぞれ何問出すかを決めます (出題設計表)。
問題を作り、確かめる — 作った人以外の目で、正答が一つに定まるか、 範囲から外れていないかを確かめます(作問のレビュー)。
合格基準を決める — 「合格した人は何ができるか」に照らして、合格点を決めます (合格点の決め方)。
試しに実施する — 本番の前に少人数で試し、設問の難しさや、 時間が足りるかを確かめます(設問別統計)。
運営の準備
| 決めること | 関連する項目 |
|---|---|
| 実施の方式(オンラインか会場か) | IBT・会場型試験 |
| 受験の資格と申込の期間 | 受験資格・申込期間と定員 |
| 受験料と取り消しの扱い | 受験料の徴収・キャンセル規程 |
| 受験のルールと不正への対応 | 試験規程・受験規約・不正対策 |
| 合格の証明と有効期限 | 合格証の真正性検証・資格の有効期限と更新 |
| 問い合わせの受け方 | 受験者からの問い合わせ対応 |
立ち上げで起きやすいつまずき
名前や説明で、公的な資格と誤解させてしまう 民間で作る検定は、国や公的機関が認めたものと受け取られないよう、説明の仕方に気をつけます (国家資格・公的資格・民間資格の違い)。
初回の問題を使い切ってしまう 問題が少ないまま始めると、2回目以降に同じ問題を出すしかなくなります。 回をまたいで使える量の問題を、計画的に作りためます(問題バンク)。
合格率だけを話題にする 合格率は、合格基準と受験者の顔ぶれで大きく変わります。 立ち上げの直後は特に、数字だけで試験の価値を語らないようにします (合格率の見方)。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、検定試験の実施に必要な次の機能を備えています。
- 問題の作成と問題バンクでの管理、出題の構成
- 申込の期間と定員、受験料の徴収(スタンダードのご契約中)
- 合否の判定と、結果の画面での得点分布・設問別の正答率の確認
- 合格証の発行と、第三者が真正性を確かめられる公開の検証ページ
