試験規程・受験規約
読み: しけんきてい別名: Exam Regulations、Candidate Agreement、試験規程、受験規約、受験要項、受験上の注意
試験の実施のルールを定める主催者の規程と、受験者に同意してもらう約束ごとです。両者の違いと、オンライン試験で定めておきたい項目を解説します。
試験規程は、主催者が試験をどのように実施し、判定するかを定めたルールです。 受験規約は、受験者に申込や受験の前に確認し、同意してもらう約束ごとを指します。 名前は団体によってさまざまで、「受験要項」「受験上の注意」などとまとめて示されることもあります。
両者の違い
| 試験規程 | 受験規約 | |
|---|---|---|
| 主な読み手 | 主催者・試験の運営に関わる人 | 受験者 |
| 定めること | 実施・採点・判定・不正への処分の手順 | 申込・受験のルール、禁止事項、同意してもらう事項 |
| 公開 | 内部の規程とすることも、公開することもある | 申込の前に受験者へ示す |
受験規約の内容は、試験規程にもとづいている必要があります。 両者が食い違うと、問題が起きたときにどちらに従うかで揉めます。
定めておきたい項目
受験の資格と申込 — 誰が受けられるか、申込の期間、本人確認の方法 (受験資格・本人確認)。
受験料と取り消し — 受験料、取り消しの期限と返金の扱い (キャンセル規程)。
受験中のルール — 持ち込めるもの、使ってよい道具、席を離れること、 撮影や問題の書き写しの禁止など。
不正への対応 — 何を不正とみなすか、見つかったときの処分(受験の停止、合格の取り消しなど)と、 その判断の手順(受験停止)。
トラブルのときの扱い — 通信が切れた、端末が止まったなどの場合に、 再受験や時間の延長をどう扱うか。
結果と合格の扱い — 結果の通知の時期、合否についての問い合わせへの対応、 合格の有効期限(資格の有効期限と更新)。
個人情報の扱い — 受験のデータを何に使い、どのくらいの間保管するか (個人情報の取り扱い)。
オンライン試験で特に気をつけたいこと
紙や会場の試験の規程を、そのまま使い回すと抜けが出ます。
- 受験者の側で用意する端末・通信の条件と、条件を満たさなかったときの扱い
- 受験中の画面や操作の記録、カメラでの撮影を行う場合は、その目的と扱い
- 受験者の側の通信の問題と、システムの側の問題とで、扱いを分けるかどうか
書き方の注意
受験者に読んでもらう規約は、禁止事項と、それを破ったときにどうなるかを、 具体的な言葉で書きます。あいまいな書き方では、処分の根拠になりません。
⚠ 受験規約は、受験者との約束ごとになります。 受験者が個人の場合、事業者の責任を一方的に免れる条項などは、消費者を守る法律によって無効とされる場合があります。 また、個人情報の扱いには法令上の決まりがあります。 規約を定めるときや見直すときは、最新の法令を確かめるか、弁護士などの専門家にご相談ください。 本ページは考え方の概要のご説明です。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、試験ごとの注意事項が受験の開始前に表示され、 受験者は「注意事項を確認しました」にチェックしてから受験を始めます。 受験料のある試験では、取り消しの期限と取消手数料をキャンセル規程として設定できます。
