紙の試験からオンライン試験への移行
読み: かみのしけんからおんらいんしけんへのいこう別名: PBT to CBT Migration、試験のオンライン化、CBT化、IBT化、試験のデジタル化
紙で行ってきた試験を、オンラインで受けられる試験に切り替える取り組みです。進める順序と、見落としやすい準備を解説します。
紙の試験からオンライン試験への移行は、これまで問題冊子と解答用紙で行ってきた PBTを、パソコンなどの画面で受ける試験(CBT・IBT)に切り替える取り組みです。 移行するかどうかの判断材料はPBTの項目で扱っています。 ここでは、移行を決めた後の進め方を整理します。
進める順序
1. いまの試験を棚卸しする 出題範囲、問題の数と形式、受験者の数と属性、実施の回数、合否の決め方、 運営の手順と関わる人を書き出します。紙の試験では当たり前だった手順が、 オンラインでは不要になったり、別の形で必要になったりします。
2. 実施の方式を決める 受験者が自宅や職場で受けるオンライン試験にするのか、 試験会場の端末で受ける形にするのかを決めます(会場型試験)。 合否の重みが大きい試験ほど、本人確認と不正対策の設計が重くなります。
3. 問題をデータにする 紙の問題を、システムに登録できる形にします。 画面で出しにくい問題(長い記述、作図など)は、形式を見直すか、 ファイル提出などで代わりになるかを確かめます。
4. 規程と案内を見直す 受験の手順、動作環境、禁止事項、通信が切れたときの扱いなどを、 試験規程・受験規約と受験の案内に反映します。
5. 小さく試す 模擬試験や少人数の回で試し、操作の迷いや問い合わせの傾向を確かめます (模擬試験)。
見落としやすい準備
受験者の練習の機会 紙の試験に慣れた受験者にとって、画面での解答は新しい体験です。 本番の前に、操作だけを試せる機会を用意します(動作環境チェック)。
紙と画面での難しさの違い 同じ問題でも、紙と画面では解きやすさが変わる場合があります。 長い文章を読む問題や、計算の過程を書く問題は特に注意が要ります。 移行の前後で、合格率や設問別の正答率に大きな変化が無いかを確かめます (合格率の見方・設問別統計)。
配慮が必要な受験者への対応 時間の延長や画面の文字の大きさなど、オンラインならではの配慮の方法を決めておきます (試験における合理的配慮)。
問い合わせの窓口 移行の直後は、操作や環境についての問い合わせが増えます (受験者からの問い合わせ対応)。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、移行の準備を次の機能で進められます。
