オンライン試験
紙の問題冊子と解答用紙で実施する従来型の試験です。CBT・IBTへ移行する際の判断材料を解説します。
PBT(Paper Based Testing)は、 問題冊子と解答用紙を使って実施する従来型の試験です。 CBTやIBTと対比して使われます。
PBTの利点
いまも選ばれ続けているのには理由があります。
- 端末やネットワークの準備が不要で、受験者側の環境に左右されない
- 図表の書き込み、計算過程のメモなど、紙ならではの解答行動がしやすい
- 記述式の答案を、そのまま複数人で回覧して採点できる
- 障害・トラブルの発生要因が少ない
PBTの負担
一方、運営側の作業は多岐にわたります。
- 問題冊子の印刷・封入・輸送・保管(機密保持の管理が要る)
- 会場の確保と監督員の手配
- 答案の回収、採点、集計
- 結果通知までのリードタイムが長い
- 統計を取るには、答案を別途データ化する必要がある
受験者数が増えるほど、これらの費用と時間が比例して増えていきます。
移行を検討するときの観点
すべての試験がオンラインに向くわけではありません。次の点で判断します。
合否の重み — 資格や職業に直結する試験ほど、公正性の担保が重くなります。 オンラインで実施する場合は不正対策の設計が必要です。
出題形式 — 選択式が中心なら移行しやすく、 長い記述や作図が中心なら検討が要ります(手書き答案の提出は ファイル提出形式で代替できる場合があります)。
受験者の環境 — 受験者が端末と通信環境を持っているかを確認します。
実施頻度 — 頻繁に実施する試験ほど、移行による削減効果が大きくなります。
段階的な移行という選択
いきなり全面移行せず、模擬試験や事前学習の確認テストから オンラインに切り替える進め方があります。 運営側も受験者も操作に慣れたうえで、本試験の移行を判断できます。
パレットCBTでは、こうした段階的な移行のご相談もお受けしています。
