LXP(学習体験プラットフォーム)
読み: えるえつくすひー別名: Learning Experience Platform、ラーニングエクスペリエンスプラットフォーム、学習体験プラットフォーム
受講者が自分で学びを選ぶことを重視した学習の仕組みです。LMSとの違いと、使い分けの考え方を解説します。
LXP(Learning Experience Platform・学習体験プラットフォーム)は、 受講者が自分で学ぶものを探し、選び、続けることに重きを置いた学習の仕組みです。
LMSが「組織が割り当てた研修を、受けたかどうかまで管理する」道具だとすると、 LXPは「受講者が興味や仕事に合わせて学びを見つける」場所にあたります。
LMSとの違い
| LMS | LXP | |
|---|---|---|
| 起点 | 管理者が割り当てる | 受講者が選ぶ |
| 主な目的 | 受講の管理と記録 | 学びの発見と習慣づけ |
| 教材 | 組織が用意した研修 | 社内外の多様なコンテンツ |
| 得意な場面 | 必修研修、資格の更新、証跡が要る研修 | 自己啓発、スキルの幅を広げる学び |
LXPでよく挙げられる機能には、次のようなものがあります。
- 閲覧や受講の傾向から教材をおすすめする
- 社内の人が作った資料や記事を共有・評価できる
- 興味のあるテーマをフォローして新しい教材を受け取る
ただし、どこまでをLXPと呼ぶかに決まった定義はありません。 LMSにカタログや交流の機能が加わって、両者の境目は年々あいまいになっています。
どちらが必要かの考え方
まず「記録を残す必要がある研修」があるかを確認します。
情報セキュリティやハラスメント防止のような必修研修は、 誰が・いつ・何を修了したかを示せることが求められます。 これはLMSの役割で、LXPだけでは担いにくい部分です。
一方で、「自分から学ぶ文化をつくりたい」「選べる教材を増やしたい」という目的なら、 LXP的な要素が役に立ちます。 多くの組織では、必修はLMSで確実に回し、任意の学びは選べる形で用意するという 組み合わせに落ち着きます。
導入でつまずきやすい点
教材が少ないと、選ぶ楽しさが生まれない 受講者が選ぶ仕組みは、選べる教材が十分にあって初めて機能します。 仕組みを入れる前に、誰が教材を増やし続けるのかを決めておく必要があります。
自由にすると、受けてほしい研修が埋もれる 任意の学びが増えるほど、必修の研修が目立たなくなります。 必修と任意を画面上で分けて見せる工夫が要ります。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSは、割り当てと記録を軸にしたLMSです。
受講者が自分で選ぶ入口として公開コースカタログ (承認制の受講申請にも対応)を、学びを続ける仕掛けとして Q&A・ディスカッションやバッジ・ランキングを、 すべてのプランで使えます。 必修研修の管理と任意の学びの入口を、ひとつの画面で両立させる使い方ができます。
