社内検定・社内資格
読み: しやないけんてい別名: In-house Certification、Internal Certification、社内検定、社内資格、社内認定、社内資格制度
企業が自社に必要な知識や技能の基準を定め、社員を検定して認定する仕組みです。作る目的・設計で決めること・運用の注意を解説します。
社内検定・社内資格は、企業が自社に必要な知識や技能の基準を定め、社員がその水準に届いているかを検定して認定する仕組みです。 国や業界の資格では測れない、自社の製品・業務・品質の基準に合わせた力を確かめるために作られます。
研修の後の理解度テストが「研修の内容を理解したか」を見るのに対し、 社内検定は「その業務を任せられる水準か」を認定する点が違います。
作る目的
- 自社の製品や業務に固有の知識・技能を、全社で同じ基準で確かめたい
- 担当できる業務や、配置・昇格の条件として使いたい(昇格試験)
- 熟練者の技能を言葉にして、次の世代へ伝えたい(ナレッジマネジメント)
- 社員が目標にできる段階を示し、学ぶ意欲につなげたい
設計で決めること
何を認定するか 業務ごとに求める知識と技能を書き出し、どこからを合格とするかを決めます (コンピテンシー・スキルマップ)。
級の分け方 初級・中級・上級のように段階を分ける場合は、上の級の受験に下の級の合格を求めるかも決めます (受験資格)。
確かめ方 知識は筆記の試験、技能は実技や作品の審査、判断力は事例の問題や面接、のように、 測りたいものに合った方法を組み合わせます(出題設計表)。
合格基準 業務を任せられる水準として、根拠をもって決めます(合格点の決め方)。
有効期限 製品や手順が変わる分野では、期限を設けて更新を求めます(資格の有効期限と更新)。
運用で気をつけること
処遇との結びつきを先に決めて伝える 手当・配置・昇格に使うのか、育成の目安にとどめるのかで、受ける側の受け止め方が大きく変わります。 人事の制度に組み込む場合は、規程として示しておきます。
作問を少数の人に頼りきらない 作問する人が限られると、問題の偏りや漏えいが起きやすくなります。 レビューの手順と、問題の入れ替えの計画を持ちます(作問のレビュー・問題の漏えい対策)。
受験の機会をそろえる 勤務の形や拠点によって受けにくい人が出ないよう、受験の期間や方法を工夫します。
国の認定制度もある 一定の基準を満たす社内検定を国が認定する「社内検定認定制度」もあります。
⚠ 社内検定を処遇や国の認定制度と結びつける場合は、制度の要件や労働条件との関係を確かめる必要があります。 最新の要件は厚生労働省の案内をご確認いただき、人事の規程の変更は社会保険労務士などの専門家にご相談ください。
パレットCBT・パレットLMSでの扱い
パレットCBTでは、社内検定をオンライン試験として実施できます。
- 試験ごとに対象のグループを決め、合格基準とセクションごとの基準点を設定できます
- 下の級の合格を、上の級の受験資格に設定できます
- 合格者には合格証(PDF)を発行でき、検証コードで真正性を確かめられます。試験ごとに有効期間も設定できます
- 結果のCSVには、受験した時点の所属も出力できます
パレットLMSの認定管理では、コースの修了証に有効期限を設け、期限が近い人に再受講を案内できます。
