オンライン監督(プロクタリング)
読み: おんらいんかんとく別名: Proctoring、リモートプロクタリング、試験監督
オンライン試験で受験中の様子を見守り、不正を抑える仕組みです。監督の方式の違いと、選び方の考え方を解説します。
オンライン監督(プロクタリング)は、IBTで 受験中の様子を見守り、不正を抑える仕組みの総称です。 会場の試験で監督員が教室を見回る役割を、オンラインで置き換えるものです。
監督の方式
一般に、次のような方式があります。重いものほど確実ですが、費用と受験者の負担も増えます。
システムによる抑止と記録 受験画面の側で、別のタブやアプリへの切り替えを検知して記録したり、 コピー&ペーストを禁止したりします。受験できる場所(接続元)を絞る方法もあります。 監督員は要らず、すべての受験者に同じ条件をかけられます。
映像の記録と事後の確認 Webカメラの映像や写真を記録し、問題があったときに後から確認します。
映像の自動解析 カメラの映像をソフトウェアが解析し、席を外した・別の人が映った、といった様子を拾います。
監督員によるリアルタイムの見守り 監督員が遠隔で受験者の映像を見て、必要に応じて声をかけます。 会場の試験にもっとも近い方式です。
「監督」と「本人確認」は別に考える
監督は受験中の行動を見るもので、 本人確認は受験しているのが本人かを確かめるものです。 受験中の監督をどれだけ厚くしても、最初から別の人が受けていれば意味がありません。 両方を組み合わせて、試験に必要な水準を作ります。
選び方の考え方
不正対策と同じく、合否の重みで選びます。 社内研修の理解度確認に重い監督をかけると、受講の負担と運営の手間だけが増えます。 一方、資格に直結する試験では、システムによる抑止だけでは足りないこともあります。
監督に頼らない工夫も有効です。 ランダム出題や出題順・選択肢のシャッフルで 受験者ごとに出題を変えれば、答えの共有の効果は大きく下がります。
運用での注意
受験者に事前に伝える 何を検知し、何を記録するのかを受験前に知らせておきます。 知らせること自体が抑止になり、後のトラブルも防げます。
検知は「疑い」であって「不正の証明」ではない 画面の切り替えは、通知の表示や操作の誤りでも起きます。 記録をもとにどう判断するか(誰が見て、何をもって無効にするか)を決めておきます。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTの監督は、システムによる抑止と記録が中心です。 試験ごとに、画面離脱の検知・記録、コピー&ペーストの禁止、 IPアドレス制限、同じアカウントでの同時受験の禁止(セッション排他)、 パソコンでのみ受験させる設定、顔写真による本人確認を組み合わせられます。
試験当日はモニタリング画面で受験者ごとの進み具合と画面離脱の記録を確認でき、 対応が必要な人に絞り込んで、受験時間の延長・受験の再開の許可・受験の終了などを行えます。
監督員が映像を見守る監視や、映像の自動解析は行っていません。 会場での受験が必要な試験は、テストセンター事業者との連携でご案内しています。
