法定研修・コンプライアンス研修
読み: ほうていけんしゆう別名: Compliance Training、法定研修、コンプライアンス研修、法令研修
法令で求められる教育と、法令や社内ルールを守るための研修です。両者の違いと、毎年の運用で記録を残す勘所を解説します。
法定研修は、法令にもとづいて実施が求められる教育のことです。 コンプライアンス研修は、法令や社内規程、企業倫理を守る意識を 社員に浸透させるための研修を広く指します。
法定研修は「法律上やらなければならないもの」、 コンプライアンス研修は「法律上の義務かどうかを問わず、会社として徹底したいもの」と 考えると整理しやすくなります。どちらも多くの企業で 全員が受ける必修研修として運用されています。
法令にもとづく教育の例
よく知られている例には、次のようなものがあります。
- 労働安全衛生法にもとづく、雇入れ時や作業内容を変更したときの安全衛生教育
- ハラスメントの防止のため、事業主に義務付けられている雇用管理上の措置 (方針の周知・啓発など)の一環として行う研修
このほか、業種や事業の内容によっては、 個別の法令で従業員への教育が求められる場合があります。
⚠ 何が法令上の義務になるかは、業種・規模・事業の内容によって異なります。 また、法令や指針は改正されることがあります。 自社に求められる教育の範囲は、所管する官庁の最新の情報をご確認いただくか、 社会保険労務士・弁護士などの専門家にご相談ください。 本ページは考え方の概要と、システム面での準備についてのご説明です。
コンプライアンス研修でよく扱われるテーマ
- 情報セキュリティ、個人情報の取り扱い
- ハラスメントの防止
- 贈収賄・利益相反の防止
- 取引の公正(取引先との取引、競争法など)
- SNSでの発信
毎年繰り返す研修ならではの注意
法定研修・コンプライアンス研修は、毎年同じ時期に全員が受けることが多い研修です。
内容を毎年見直す 法改正や社内で起きた事例を反映しないと、 「去年と同じ動画を流すだけ」になり、受講者も真剣に見なくなります。
理解したことを確かめる 動画を最後まで再生しただけでは、理解したかどうかは分かりません。 短い確認テストを付け、合格を修了の条件にするのが一般的です。
誓約・同意を記録する 情報セキュリティの規程などは、内容を読んで同意したことを 記録として残す運用もよく行われます。
「実施した」記録を残す
監査や取引先の調査、問題が起きたときには、 誰が・いつ・何を受講したかを示すことが求められます。 年度ごとの記録を、部署別にすぐ出せる状態にしておくことが大切です。
