キャリアパス
読み: きやりあはす別名: Career Path、キャリアラダー、昇進ルート、複線型人事
社内でどんな職務や役職を経て成長していけるかを示した道筋です。示し方の種類と、学びの道筋とつなげる勘所を解説します。
キャリアパスは、社内でどんな職務や役職を経て、どう成長していけるかを示した道筋です。
「この職種で経験を積むと、次にどんな仕事を任されるのか」 「そのために何を身につければよいのか」を、社員が見通せるようにするものです。 社員が自分のキャリアを考えるための材料になります(キャリア自律)。
示し方の種類
管理職へ進む道 担当者 → リーダー → 課長 → 部長のように、役職を上がっていく道筋です。
専門性を深める道 管理職にならず、専門職として高い等級へ進める道を別に用意する考え方です。 管理職の道と並べて示す形は、複線型と呼ばれます。
職種をまたぐ道 営業から企画へ、現場から本社部門へなど、 職種を移りながら経験を広げる道筋です(ジョブローテーション・ 社内公募制度)。
何を書き込むか
キャリアパスを図にするだけでは、社員は次に何をすればよいか分かりません。 道筋の各段階に、次のことを書き込むと使えるものになります。
学びの道筋とつなげる
段階ごとに必要なスキルが決まると、それを身につける研修を順に並べられます。 複数の研修を、受ける順番に並べた学習パスとして用意すると、 社員は「今の自分が次に受けるもの」を選びやすくなります。
本人が選んで受ける研修と、会社が全員に受けてもらう研修を分けて示すと、 自分で選べる余地が見えやすくなります(自律学習)。
気をつけたい点
実際と食い違わないようにする 示された道筋と、実際の昇格や異動の決まり方が違うと、 かえって不信感を生みます。
一本道にしない 道筋が1つしかないと、合わない人は先が見えなくなります。 専門職の道や、職種を移る道も合わせて示します。
上司と話す場を作る キャリアパスを見るだけでなく、1on1ミーティングなどで 上司と本人が次の一歩を話し合える場があると、道筋が具体的になります。
