受講後アンケート
読み: しゆこうこあんけーと別名: Training Survey、研修アンケート、事後アンケート、満足度調査
研修の後に、受講者の受け止め方や意見を集めるアンケートです。聞くべきことと設問の作り方、回答率を上げる運用を解説します。
受講後アンケートは、研修を受けた直後や一定の期間の後に、 受講者の受け止め方や意見を集めるアンケートです。 研修を直す材料と、研修の効果を確かめる最初の手がかりとして使われます。
研修の効果測定のカークパトリックモデルでは、 主に**レベル1(反応)**を測る道具にあたります。
何を聞くか
満足度だけを聞いても、次に何を直せばよいかは分かりません。 改善につながる問いを中心に組み立てます。
| 聞くこと | 設問の例 |
|---|---|
| 全体の評価 | この研修を同僚に勧めたいと思いますか |
| 分かりやすさ | 説明は分かりやすかったですか |
| 業務との関連 | 内容は自分の業務に役立ちそうですか |
| 実践の予定 | 学んだことのうち、職場で最初に試すことは何ですか |
| 改善点 | 分かりにくかった部分、足りなかった内容はありますか |
設問の作り方
1つの設問で1つのことを聞く 「内容と講師の説明は分かりやすかったですか」では、どちらの評価なのかが分かりません。
選択式と自由記述を組み合わせる 選択式は集計や比較がしやすく、自由記述からは改善のヒントが得られます。 自由記述ばかりだと回答の負担が大きくなるため、数を絞ります。
設問を増やしすぎない 設問が多いと回答率が下がり、後半の回答が雑になります。 集計した結果を何に使うかが決まっていない設問は削ります。
回答率を上げる運用
- 研修の直後に回答してもらう(時間がたつと回答されにくくなる)
- 回答を修了の条件に含める
- 無記名にして、率直な意見を書きやすくする
- 締め切りの前に、未回答の人へ催促する
- 集めた意見で何を変えたかを、回答者や次の受講者に伝える
ただし、回答を修了の条件にすると、とりあえず埋めるだけの回答も増えます。 数字を読むときは、その点も踏まえます。
時間をおいて聞く
研修の直後に「役に立ちそう」と答えても、職場で実際に使ったかは分かりません。 数週間から数か月たってから「研修で学んだことを職場で使いましたか」と聞くと、 **職場での行動の変化(レベル3)**を確かめる材料になります。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、アンケートを2つの形で配信できます。
- コースの教材として — コースの中にアンケートを置くと、回答の提出でその教材が完了します。 「任意」の教材にすれば、修了の条件から外せます
- コースの外で — 宛先(受講者全員、または選んだグループ)と回答期限を決めて配信します。 受講者に通知が届き、未回答の人へは管理者が催促を送れます(誰が未回答かは表示せず、人数だけを示します)
設問は単一選択・複数選択・星評価・スケール・自由記述の5種類で、無記名にもできます。 回答率と設問ごとの集計を確かめられ、結果はCSVで出力できます。
