分散学習(間隔をあけた復習)
読み: ふんさんかくしゆう別名: Spaced Repetition、Spaced Learning、Spacing Effect、間隔反復、分散効果
同じ内容を一度にまとめて学ぶのではなく、間隔をあけて繰り返す学び方です。集中学習との違いと、研修の後の復習の組み立て方を解説します。
分散学習は、同じ内容を一度にまとめて学ぶのではなく、時間の間隔をあけて繰り返し学ぶ方法です。 学習の心理学では、同じ時間をかけるなら、まとめて学ぶより間隔をあけて学ぶほうが 長く覚えていられることが、繰り返し確かめられてきました(分散効果)。
集中学習との違い
| 集中学習 | 分散学習 | |
|---|---|---|
| やり方 | 1日でまとめて学ぶ | 何日かに分けて、間をあけて繰り返す |
| 学んだ直後 | できた気がしやすい | 思い出すのに苦労することがある |
| しばらく後 | 忘れやすい | 覚えている度合いが高くなりやすい |
まとめて学ぶと、その場では「分かった」と感じやすいため、 効果が高いように見えます。ところが、時間がたつと差が出ます。 少し忘れかけたころに思い出す手間が、記憶を強くすると考えられています (忘却曲線)。
研修での組み立て方
研修の後に復習の機会を置く 1日の集合研修で終わりにせず、数日後、数週間後に短い復習を入れます。 復習は、教材を見直すより、問題を解いて思い出す形のほうが効果的とされています (想起練習)。
間隔は少しずつ広げる 最初は短い間隔で、慣れてきたら間隔を広げていく、という考え方がよく使われます。 決まった正解の間隔があるわけではないため、研修の内容と職場の都合に合わせて決めます。
1回を短くする 間隔をあけて繰り返すぶん、1回あたりは短くて構いません。 マイクロラーニングの形にすると、仕事の合間にも取り組めます。
運用での注意
受講者に意図を伝える 同じ内容が何度も出てくると、「前にやった」と感じて身が入らないことがあります。 繰り返すのは忘れないためだと、最初に伝えておきます。
通知に頼りすぎない 復習のたびに通知が増えると、通知そのものが読まれなくなります。 回数と間隔は、受講者の負担を見ながら決めます。
記録で確かめる 復習の正答率が上がっているかを見ると、間隔や回数が合っているかを判断できます。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、間隔をあけた復習を次の機能で組み立てられます。
- 教材の公開期間 — 復習のテストや教材を「割当から何日後」に開くようにして、間隔をあけて出せます
- 確認テストの復習モード — テストで使えるようにすると、前回までに間違えた問題だけを解き直せます
- 練習モード — 成績に残さずに、回答ごとに正誤と解説を確かめながら解けます
- 自動リマインド — 期限が近づいた未修了の受講者に、受講を促す通知を自動で送れます
