自己評価(セルフアセスメント)
読み: しこひようか別名: Self-Assessment、セルフアセスメント、自己診断、自己チェック
受講者が自分の知識やスキル、行動の度合いを自分で見積もることです。研修の前後での使い方、ずれが生まれる理由と、基準の書き方を解説します。
自己評価は、受講者が自分の知識やスキル、行動の度合いを自分で見積もることです。 「セルフアセスメント」「自己診断」とも呼ばれます。 テストのように正解と照らすのではなく、本人の見立てを言葉や段階で表してもらいます。
研修での使いどころ
研修の前 受講者がどこに不安を感じているかを知り、研修の重点を決める手がかりにします (研修ニーズ分析)。 本人にとっても、自分の課題を意識してから研修に臨むきっかけになります。
研修の後 同じ設問にもう一度答えてもらうと、本人の手ごたえの変化が分かります。 ただし、これは「できるようになった」の証拠ではなく、本人がそう感じているという情報です。
職場に戻ってから 数週間後に「研修で学んだことを、どのくらい使えているか」を聞くと、 研修転移の様子を探る材料になります。
スキルの棚卸し スキルマップの各項目に、まず本人が自己評価を付け、 上司との面談で確かめ合う、という使い方もよく見られます。
なぜ実際とずれるのか
自己評価は、甘くなることも厳しくなることもあり、人によって偏り方が違います。
- その分野を知らないほど、何が足りないのかに気づきにくい
- 人事評価に使われると感じると、高めに付けたくなる
- 謙遜する気持ちから、低めに付ける人もいる
そのため、自己評価だけで力を判断せず、 理解度テストの結果や上司・同僚の見立てと突き合わせるのが基本です。 ずれ自体が、本人と話し合うよい材料になります。
ずれを小さくする設問の書き方
行動で書く 「コミュニケーション力がある」のような抽象的な問いは、人によって受け止め方が変わります。 「会議で、反対意見を根拠を添えて伝えられる」のように、見て分かる行動で書きます。
段階の意味を言葉で示す 1〜5の数字だけでなく、「1 = 手順書を見ながらでもできない」「5 = 人に教えられる」のように 両端や各段階の状態を書いておくと、付け方がそろいます(ルーブリック)。
使い道を先に伝える 評価や処遇に使わない、研修の設計と本人の振り返りに使う、と伝えておくと、 正直な回答が集まりやすくなります(リフレクション)。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、自己評価の設問をアンケートで配れます。
- 段階で答える設問 — 最小値・最大値と、両端に付ける言葉を決められます
- 記名・無記名 — 一人ひとりの変化を見たいときは記名、率直さを優先するときは無記名を選べます
- 置き場所 — コースの中(研修の前後)に置くほか、コースとは別のアンケートとして、選んだグループへ配信できます
- 結果 — 回答率と設問別の集計を画面で確認でき、CSVで受け取れます
