ルーブリック
読み: るーふりつく別名: Rubric、評価基準表、採点基準表
評価の観点と、観点ごとの達成の段階を表にまとめた採点の基準です。作り方のコツと、課題やレポートの採点での使い方を解説します。
ルーブリックは、評価の観点と、観点ごとの達成の段階を表にまとめた採点の基準です。 レポートや企画書のように、選択式のテストでは測れない成果を、 誰が採点しても同じ物差しで評価するために使います。
ルーブリックの形
縦に観点、横に段階を並べ、それぞれのマスに「その段階ではどういう状態か」を書きます。
| 観点 | 3 よくできている | 2 できている | 1 もう一歩 |
|---|---|---|---|
| 課題の把握 | 顧客の課題を根拠とともに具体的に示している | 課題を示しているが根拠が弱い | 課題が示されていない |
| 提案の妥当性 | 課題と提案が対応し、効果の見込みも示している | 課題と提案が対応している | 課題と提案の対応が不明確 |
| 伝わりやすさ | 結論が先にあり、一度読めば分かる | 結論は分かるが構成に改善の余地がある | 何を伝えたいかが分かりにくい |
段階ごとに点数を決めておけば、観点ごとに段階を選ぶだけで合計点が決まります。
なぜ使うのか
採点がぶれにくくなる 採点者が複数いても、同じ基準で評価できます。 同じ採点者でも、1件目と100件目で基準がずれるのを防げます。
採点が速くなる 観点ごとに段階を選ぶだけなので、毎回ゼロから評価の言葉を考えずに済みます。
受講者が何を求められているか分かる 提出の前にルーブリックを見せておくと、受講者は何を書けばよいかが分かり、提出物の質がそろいます。 返却のときは、どの観点が足りなかったかが一目で伝わります。
作るときのコツ
観点は学習目標から作る 観点は、研修の学習目標を評価の言葉にしたものにします。 目標と関係のない観点を増やすと、本当に見たいところがぼやけます。
段階の違いを具体的に書く 「よい」「普通」「悪い」だけでは、採点者によって解釈が変わります。 それぞれの段階で何ができていればよいかを、観察できる言葉で書きます。
少なく始めて、試しながら直す 観点が多すぎると採点の負担が増え、段階が細かすぎると区別がつかなくなります。 実際の提出物を数件採点してみて、どの段階にも当てはまらない、 採点者で判断が割れる、といった箇所を直してから本格的に使います。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、課題提出にルーブリックを設定できます(全プラン標準)。
- 観点ごとに段階の名前・点数・説明を決められ、満点は各観点の最高点の合計に自動でそろいます
- 採点者は観点ごとに段階を選ぶだけで点数が決まり、コメントを添えて返却できます
- 受講者は提出の前に評価の観点を確かめられ、採点の後は観点ごとの評価を見られます
- 課題の完了の条件を「合格点以上で」にすると、採点の結果で修了の判定ができます
