学習目標(到達目標)
読み: かくしゆうもくひよう別名: Learning Objectives、到達目標、研修のねらい、行動目標
研修の後に受講者が何をできるようになっていればよいかを示す目標です。書き方の型と、評価とそろえる考え方を解説します。
学習目標は、研修を終えたときに、受講者が何をできるようになっていればよいかを示す目標です。 「到達目標」とも呼ばれます。
「情報セキュリティについて学ぶ」は研修のテーマであって、学習目標ではありません。 「不審なメールを見分けて、決められた窓口に報告できる」のように、 受講者を主語にして、確かめられる行動で書くのが基本です。
なぜ先に決めるのか
学習目標は、研修づくりの起点になります (インストラクショナルデザイン)。
- 教材の範囲が決まる — 目標に結びつかない内容は削れます
- 評価の方法が決まる — 何を確かめれば目標に届いたと言えるかがはっきりします
- 受講者が見通しを持てる — 何のために学ぶかが分かると、集中して取り組めます
書き方の型
「理解する」を避ける 「理解する」「知る」「意識する」は、外から見て確かめられません。 「説明できる」「選べる」「手順どおりに操作できる」「計算できる」のように、 観察できる動詞で書きます。
条件と基準を添える 必要に応じて、どんな状況で(条件)、どの程度できればよいか(基準)を加えます。
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 行動 | 顧客からの苦情に一次対応できる |
| 条件 | 対応マニュアルを見ながら |
| 基準 | 確認すべき項目を漏れなく聞き取れる |
数を絞る 1つのコースに目標を10も並べると、どれも中途半端になります。主な目標は数個に絞ります。
評価とそろえる
学習目標と評価の方法がずれていると、研修の効果を正しく測れません。
- 「手順を説明できる」が目標なら、選択式のテストより、手順を書いてもらう課題が合います
- 「判断できる」が目標なら、用語の暗記を問うより、事例を示して判断させる問題が合います
テストの合格基準や課題のルーブリックが、 学習目標をそのまま評価の言葉にしたものになっているのが理想です。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、学習目標を次の場所に書いて受講者に示せます。
- コースの説明 — 受講者がコースを開いたときに読めます
- 教材の前に出す説明 — 教材やテストを始める前に表示する文です。 よく使う文面はテンプレートにして使い回せます
- 課題のルーブリック — 評価の観点と段階を、提出の前に受講者に見せられます
目標に届いたかは、確認テストや課題の採点で確かめます。 設問にタグを付けておくと、タグごとの得点率も確かめられます。
