リフレクション(内省)
読み: りふれくしよん別名: Reflection、内省、振り返り、省察
自分の経験や行動を振り返り、次に生かす気づきを得ることです。反省との違い、研修で振り返りを機能させる問いと場の作り方を解説します。
リフレクションは、自分の経験や行動を振り返り、そこから次に生かせる気づきを得ることです。 日本語では「内省」「振り返り」と呼ばれます。 経験学習モデルでは、経験を学びに変えるための欠かせない段階とされています。
反省との違い
| 反省 | リフレクション | |
|---|---|---|
| 目を向けるもの | うまくいかなかったこと | うまくいったことも、いかなかったことも |
| 問い | 何が悪かったか | 何が起きたか、なぜそうなったか、次にどうするか |
| 向き | 過去 | 未来 |
反省は「悪かった点を認めて改める」ことに重きがありますが、 リフレクションはうまくいった理由を言葉にすることも含みます。 成功の理由が分かると、別の場面でも再現しやすくなります。
振り返りの時機
ドナルド・ショーンは、専門家が仕事の最中にも考えを見直しながら動いていることに注目し、 行為の中の振り返りと行為の後の振り返りを区別しました。
研修で扱いやすいのは、出来事の後に時間を取って行う振り返りです。 一方、仕事の最中に「いまのやり方でよいか」と立ち止まる習慣は、 後の振り返りを重ねることで身につきやすくなります。
振り返りを深める問い
漠然と「振り返ってください」と伝えると、感想で終わりがちです。 問いの順序を決めておくと、気づきまで進みやすくなります。
- 何が起きたか — 事実を思い出す(自分は何をし、相手はどう反応したか)
- なぜそうなったか — 理由を考える(何が効き、何が妨げになったか)
- 次にどうするか — 次の場面で試すことを1つ決める
研修で機能させるには
書く時間を確保する 頭の中で考えるだけでは、気づきが言葉になりません。 数分でも書く時間を取り、書いたものを後で見返せるようにします。
評価と切り離す 振り返りの内容が人事評価に使われると感じると、無難なことしか書かれなくなります。 何に使うのか、誰が読むのかを先に伝えます。
一人で終わらせない 上司やメンター、同じ立場の人との対話を挟むと、 自分では気づかない見方が加わります。
続ける 1回の研修の最後だけでは習慣になりません。 研修の後も、決まった間隔で振り返る機会を用意します(研修転移)。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、振り返りを次の機能で組み込めます。
- 学習メモ — 受講者は教材を見ながらメモを残し、後から一覧で検索・見返しできます
- 課題提出 — 振り返りのレポートを提出してもらい、講師がコメントを返せます
- 教材の公開期間 — 振り返りの課題を「割当から何日後」に開き、研修の後の振り返りを促せます
- Q&A・ディスカッション — 受講者どうしで気づきを共有する場として使えます
