結果への異議申し立て
読み: けつかへのいきもうしたて別名: Score Appeal、Results Appeal、異議申立て、成績の照会、採点の見直し、再採点の請求
受験者が採点や合否の結果に疑問を持ったときに、確認や見直しを求められる手続きです。受け付ける範囲・審査のしかた・記録の残し方など、制度の作り方を解説します。
結果への異議申し立ては、受験者が採点や合否の結果に疑問を持ったとき、主催者に確認や見直しを求められる手続きです。 検定や資格試験のように結果の重い試験では、手続きをあらかじめ決めて公開しておくことが、 試験の公平さと信頼を支えます。
何を受け付けるかを決める
異議申し立ての対象は、「結果が間違っているかもしれない」という申し出に絞るのが一般的です。
| 受け付けることが多いもの | 受け付けないことが多いもの |
|---|---|
| 採点の誤り(点数の数え間違い・採点基準の当てはめの誤り) | 合格基準や配点そのものへの不満 |
| 問題の不備(正解が誤っている・複数の正解がありうる) | 採点者の専門的な判断の是非(基準どおりに採点されている場合) |
| 受験中のトラブル(機器・回線の不具合、運営の誤り) | 受験者側の準備不足による不利 |
受け付けない範囲も規程に書いておくと、申し出る側も判断しやすくなります (試験規程・受験規約)。
手続きの流れを決める
受付の期間と方法 結果を知らせてから何日以内に、どの窓口で受け付けるのかを決めます。 申し出の内容(どの問題の、何についてか)を書いてもらう形にすると、確認が早くなります。
誰が確かめるか 最初の採点者とは別の人が確かめると、判断の偏りを減らせます。 記述式の採点では、ルーブリックに照らして採点し直します。
結果の伝え方 結果が変わった場合も、変わらなかった場合も、受験者に回答します。 問題の内容をどこまで説明するかは、問題の漏えい対策と両立させて決めます。
手数料と回数 申し出に手数料をとるか、同じ試験で何回まで申し出られるかも、規程で決めておきます。
結果が変わるとき
申し出をきっかけに問題の不備が分かった場合は、申し出た人だけでなく、 同じ問題を受けた全員の採点を見直すのが公平です(正答の訂正)。
受験中のトラブルが原因の場合は、その受験を無効にして受け直してもらう扱いもあります。 合否が変わる場合は、合格証の扱いや、ほかの人への影響もあわせて確かめます。
記録を残す
申し出の内容、確かめた人、判断とその理由、受験者への回答を残します。 同じような申し出が続く問題は、作問や運営を見直すきっかけになります(設問別統計)。
⚠ 異議申し立ての手続きは、試験の規程や受験規約の定めにもとづきます。 国家資格など、法令や所管の官庁が手続きを定めている試験もあります。 規程の書き方や個別の対応に迷う場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。 本ページは一般的な考え方の概要のご説明です。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、受験者は問い合わせの画面から、種別**「結果・合否について」**を選んで主催者に連絡できます。 主催者は受信箱で、対応状況と担当を付けて管理できます。
見直しの結果、結果を直す場合は次の操作を使えます。
- 手動で採点した答案は、結果を公開した後でも採点し直せ、合計点と合否が計算し直されます。受験者へのお知らせを送り直すかは、保存の前に選べます
- 問題の不備には、新しい正答で再採点 / 全員正解 / 採点から除外のいずれかで、結果が確定した受験をまとめて採点し直せます。適用の前に、結果と合否が変わる人数を確認できます
- 合格基準を見直したときは、合格基準で再判定できます
- 受験中のトラブルなどで受験を無効にすることもできます
これらの操作は操作履歴(監査ログ)に残ります。合否が変わると、合格証の状態も切り替わります。
