事前テスト・事後テスト
読み: しせんてすと別名: Pre-test and Post-test、Pre/Post Test、プレテスト、ポストテスト、事前事後テスト
研修の前と後に同じ観点のテストを行い、理解の変化を確かめる方法です。それぞれの役割、問題の作り方、結果を読むときの注意を解説します。
事前テスト・事後テストは、研修の前と後に同じ観点のテストを行い、理解の変化を確かめる方法です。 「プレテスト・ポストテスト」とも呼ばれます。 研修の後だけテストをしても、その点数が研修で身についたものか、もともと知っていたものかは分かりません。 前後を比べることで、研修による変化に近づけます。
それぞれの役割
| 事前テスト | 事後テスト | |
|---|---|---|
| 行う時機 | 研修の前、または冒頭 | 研修の最後、または直後 |
| 主な使い道 | 受講者の出発点を知る、研修の重点を決める | 理解の変化を確かめる、研修を改善する |
| 受講者への効果 | 何を学ぶのかを意識できる | 学んだことを思い出す練習になる |
事前テストは、受講者がすでに知っていることを知る手がかりにもなります。 多くの人が最初から正解している内容は、研修で時間をかけなくてよいかもしれません。
問題の作り方
同じ観点を、同じ難しさで問う 前後で比べるには、同じ学習目標を、同じくらいの難しさで問う必要があります。 観点ごとに問題を対応させておくと、どこが伸びたのかを細かく読めます。
まったく同じ問題にするかを決める 同じ問題を使えば比べやすい反面、事前テストで見た問題を覚えて答えられてしまいます。 対応する別の問題を用意するか、解説を事前テストでは見せない、といった工夫をします。
事前テストは短く、軽く 研修の前に長いテストがあると、受講の負担になります。 「分からなくて当たり前」と伝え、点数で評価しないことを明らかにします。
結果を読むときの注意
伸びのすべてが研修の効果とは限らない 同じ問題をもう一度解くこと自体で点数が上がることがあります。 研修の期間中に職場で経験したことの影響も入ります。
点数が上がっても、職場で使えるとは限らない 事後テストで分かるのは、研修の直後に理解していたかどうかです。 職場での行動の変化は、別の方法で確かめます(研修の効果測定)。
受けた人だけで比べる 事前テストか事後テストのどちらかしか受けていない人を混ぜると、比べる集団がずれます。 両方を受けた人にそろえて比べます。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、コースの最初と最後に確認テストを置いて、事前・事後テストとして使えます。
- 修了条件から外す — 事前テストは教材を「任意」にして、修了の条件に含めないようにできます
- 解説の表示 — 事前テストでは解説を「表示しない」にして、答えを先に知られないようにできます
- テスト分析 — コース別のレポートで、テストごとの受験者数・平均得点率・合格率と、設問別の正答率を並べて確認できます。数える受験を「初回の受験だけ」に絞ることもできます
- タグ別の集計 — 前後の問題に同じタグを付けておくと、テストごとにタグ別の正答率を比べられます
