集団準拠評価・目標準拠評価
読み: しゆうたんしゆんきよひようか別名: Norm-Referenced Assessment、Criterion-Referenced Assessment、相対評価、絶対評価、集団準拠、目標準拠、基準準拠
受験者を集団の中の位置で評価するか、決めた基準に届いたかで評価するかの違いです。試験の目的に合わせた選び方と、合否の決め方への影響を解説します。
試験の結果の読み方には、大きく2つの考え方があります。 集団準拠評価は、受験者の集団の中でどの位置にいるかで評価する考え方で、相対評価とも呼ばれます。 目標準拠評価は、あらかじめ決めた基準に届いたかどうかで評価する考え方で、絶対評価とも呼ばれます。
同じ点数でも、どちらの考え方で読むかによって意味が変わります。
2つの違い
| 集団準拠評価 | 目標準拠評価 | |
|---|---|---|
| 問うこと | ほかの受験者と比べてどの位置か | 求める水準に届いたか |
| 結果の表し方 | 順位・上位何%・偏差値など | 合否・到達の段階・得点率など |
| 合格者の数 | 定員や割合で決まる | 基準に届いた人数で決まる(全員合格も全員不合格もありうる) |
| 向く場面 | 限られた枠に選ぶ(選抜) | 必要な知識・技能があるかを確かめる(認定・修了) |
試験の目的で選ぶ
資格・検定・社内の認定は、目標準拠が基本 「この資格を持つ人は、ここまでできる」と示すのが目的なので、 受けた回の顔ぶれによって合格の水準が変わってはいけません。 基準そのものは、合格点の決め方の手順で根拠をもって決めます。
選抜は、集団準拠の考え方が入る 枠の数が決まっている選考では、基準に届いた人の中から上位を選ぶ、という形になります。 この場合も、最低限の水準は目標準拠で決めておき、その上で順位を使うと説明しやすくなります。
研修の理解度の確認は、目標準拠 理解度テストは、受講者が学習目標に届いたかを見るものです。 受講者どうしの順位をつける必要は、ふつうありません。
混ぜるときの注意
合格率を先に決めない 目標準拠の試験で「合格率をいつも同じくらいにしたい」と点数を調整すると、 実質的に集団準拠になり、資格の水準が回ごとに揺れます。 合格率は結果として見るものです(合格率の見方)。
回ごとの難しさの差は別に扱う 目標準拠の試験で問題の難しさが回ごとに違う場合は、 合格点を感覚で動かすのではなく、得点の等化などの考え方で扱います。
順位を見せるかは目的しだい 目標準拠の試験でも、受験者の参考として平均点や順位を示すことはあります。 ただし、合否は基準で決まることを結果の画面や案内ではっきり伝えます。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、試験ごとに合格基準を点数または得点率で設定でき、 セクションごとの基準点(届かなければ不合格)も設けられます。
集団の中の位置を受験者に示したいときは、 平均点・順位・偏差値を受験者の結果画面に表示する設定を、試験ごとに選べます(はじめは表示しない設定です)。 主催者の結果の画面では、この設定にかかわらず、平均点と得点分布を確認できます。
