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GLOSSARY用語集

eラーニング・学習管理

メタ認知

読み: めたにんち別名: Metacognition、メタ認知能力、メタ認知的知識、モニタリング

ひとことで

自分が何を分かっていて何を分かっていないか、どう学んでいるかを、一段上から捉えて調整する働きです。研修で育てる方法と、つまずきやすい点を解説します。

メタ認知は、自分の考えや学び方を、一段上から捉えて点検し、調整する働きのことです。 「メタ」は「一段上の」という意味で、 「自分は何を分かっていて、何を分かっていないか」「いまのやり方でよいか」に気づく力を指します。 この言葉は、ジョン・フラベルが使い始めたものとして知られています。

2つの側面

側面 内容 例
メタ認知的な知識 自分や課題、やり方についての知識 「自分は数字の確認で見落としやすい」「長い文書は先に目次を見ると読みやすい」
メタ認知的な活動 取り組みながら点検し、やり方を変える 「この説明はよく分からない」と気づき、例を探しにいく

活動はさらに、**点検する(モニタリング)と調整する(コントロール)**に分けて説明されます。 気づくだけでなく、気づいたことをもとにやり方を変えるところまでがメタ認知です。

研修で大切な理由

分かった気になるのを防ぐ 教材を読み返して見覚えがあると、「もう覚えた」と感じやすくなります。 自分の理解を正しく点検できる人は、足りない部分に気づいて手を打てます (想起練習)。

研修の後も学び続けられる 自分の学び方を点検し、変えられる人は、研修が終わった後も自分で学びを進めやすくなります (自律学習)。

仕事の質を上げる 仕事の途中で「この進め方で目的に届くか」と立ち止まれることは、 経験から学ぶ力の土台でもあります(経験学習モデル)。

研修で育てる方法

学ぶ前に、見通しを書く 「この研修で何ができるようになりたいか」「どこが難しそうか」を書いてから始めます。

途中で、理解を確かめる 練習問題を解く、要点を自分の言葉で説明してみる、といった機会を挟みます。 答える前に「どのくらい自信があるか」を書いてもらい、結果と比べるのも一つの方法です。

終わった後に、学び方を振り返る 内容だけでなく、「どう学んだか、次はどう学ぶか」を振り返ります (リフレクション)。

考えを声に出す 講師や先輩が、判断の途中で何を考えているかを言葉にして見せると、 受講者は点検や調整のしかたを具体的に知ることができます。

つまずきやすい点

自己評価との混同 自分の力を点数で付けることだけでは、メタ認知を育てたことになりません。 付けた評価と実際の結果を比べ、ずれに気づいて学び方を変えるところまでつなげます (自己評価)。

振り返りを形式だけにする 毎回同じ問いに短く答えるだけになると、点検が習慣にならず、作業になります。 問いを具体的にし、書いたことを次の学びに生かす機会をつくります。

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