LRS(学習記録ストア)
読み: えるあーるえす別名: Learning Record Store、学習記録ストア、学習記録の保管庫
xAPIで送られてくる学習の記録を受け取り、保管する仕組みです。LMSとの違いと、導入が必要になる場面の見極め方を解説します。
LRS(Learning Record Store・学習記録ストア)は、 xAPIの形で送られてくる学習の記録を受け取り、保管し、取り出せるようにする仕組みです。
xAPIでは、教材やアプリが「誰が・何を・どうした」という記録をLRSへ送ります。 LRSはその記録をためておく「保管庫」の役割を受け持ちます。
LMSとの違い
| LMS | LRS | |
|---|---|---|
| 役割 | 研修を配り、受講を管理する | 学習の記録を受け取り、保管する |
| 教材の配信 | する | しない |
| 記録の出どころ | 主に自分の中の教材 | xAPIで記録を送れるものなら何でも |
LRSは、単独の製品として導入する場合と、LMSの中に組み込まれている場合があります。 「LMSの代わり」ではなく、記録の置き場所を一か所にまとめるための部品と考えると分かりやすいでしょう。
どんなときに必要になるか
学習の場がいくつもある LMSのほかに、業務アプリの中のガイド、シミュレーター、外部の学習サービスなど、 複数の場所で学んだ記録を一か所に集めたいときです。
LMSの外の活動まで記録したい 集合研修への参加や、現場での実践の記録まで、同じ形で残したいときです。
記録を細かく分析したい どの場面でつまずいたかなど、受講の状態より細かい単位で記録を分析したいときです。
導入前に考えること
記録を送る側が対応しているか LRSを用意しても、教材やアプリがxAPIで記録を送れなければ記録はたまりません。 いま使っている教材やサービスが、何をどこまで送れるのかを先に確かめます。
記録の書き方をそろえる 同じ「完了した」でも、教材ごとに書き方が違うと集計できません。 記録の書き方の約束を決めておく必要があります(cmi5はその一例です)。
個人の記録を集める重さ 細かい記録は個人の行動の記録でもあります。 何のために集め、誰が見て、いつ消すのかを決めておきます。
本当に必要か 「誰がいつ何を修了したか」が分かればよいなら、 LMSの受講履歴とCSVの書き出しで足りることも少なくありません。
