eラーニング・学習管理
SCORMの後継にあたる学習ログの規格です。何が新しいのか、SCORMとどう使い分けるかを解説します。
xAPI(Experience API・旧称 Tin Can API)は、学習の記録を残すための規格です。 SCORMの後継にあたります。
SCORMが「LMSの中で教材を再生し、その結果を記録する」ことを 前提にしていたのに対し、xAPIはLMSの外での学習も記録できる点が違いです。
何が記録できるのか
xAPIは学習の出来事を「誰が / 何を / どうした」という形で記録します。
- 「田中さんが」「情報セキュリティの動画を」「視聴した」
- 「佐藤さんが」「確認テストで」「80点を取った」
- 「鈴木さんが」「集合研修に」「参加した」
この形なので、eラーニング以外の学習も同じ枠組みで残せます。 集合研修の受講、書籍の読了、業務での実践、外部セミナーへの参加なども 記録の対象にできる、という考え方です。
SCORMとの使い分け
| SCORM | xAPI | |
|---|---|---|
| 記録できる範囲 | LMS内の教材 | LMS外の活動も含む |
| 記録の粒度 | 進捗・得点・時間など定型 | 自由に定義できる |
| 普及度 | 高い(教材が豊富) | 発展途上 |
実務上は、教材の再生はSCORM、学習ログの蓄積はxAPIという併用が現実的です。 「SCORMをやめてxAPIに移行する」という性質のものではありません。
導入時の注意
xAPI対応をうたう製品でも、どこまで対応しているかは製品ごとに差があります。 「記録を出せる」のか「外部の学習記録ストア(LRS)と連携できる」のかで できることが変わるため、実現したいことを具体的に伝えて確認するのが確実です。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSはxAPI互換の学習ログを記録しています。 受講状況はCSVでも書き出せるため、既存の人事システムや BIツールでの集計にもご利用いただけます。
