試験当日の運営
読み: しけんとうしつのうんえい別名: Exam Day Operations、試験当日の対応、当日運営、試験の実施運営
オンライン試験の実施当日に、主催者が受験の状況を見守り、トラブルに対応することです。事前の準備と、判断をぶらさない運用の勘所を解説します。
試験当日の運営は、試験の実施中に受験の状況を見守り、トラブルに対応する主催者の仕事です。 IBTでは受験者が自宅や職場から受けるため、会場の試験のように目の前で対応できません。 画面越しに状況をつかみ、同じ基準で判断できる準備が要ります。
当日までに決めておくこと
当日の対応の質は、事前の準備でほぼ決まります。
- 問い合わせの窓口 — 受験中に困った人が、どこに連絡すればよいか
- 救済の基準 — どんな事情なら時間の延長や受け直しを認めるか
- 判断する人 — 誰が判断し、誰が操作するか
- 受験者への案内 — 動作環境チェックや、接続が切れたときの行動を事前に伝える
救済の基準を決めておかないと、問い合わせてきた人だけが得をする、 担当者によって対応が違う、といった不公平が起きます。
当日に起きやすいこと
- 始められない — ログインできない、受験票が見つからない
- 接続が切れる — 回線が不安定で、解答の保存が止まる(オフライン耐性を参照)
- 端末の不具合 — 画面が固まる、ブラウザが落ちる
- 時間切れ — 不具合で解けなかったまま制限時間を過ぎる
- 不正の疑い — 画面の切り替えが多い、別の端末で開き直した(画面離脱の検知を参照)
判断をぶらさないために
記録を見てから判断する 受験者の申告だけでなく、いつ・何が起きたかの記録で事情を確かめます。
理由を残す 救済や受験の終了など、結果に関わる操作には理由を残します。 後から問い合わせを受けたときや、同じ事例が起きたときの判断材料になります。
疑いと証明を分ける 画面離脱などの記録は、あくまで疑いです。その場で不正と決めつけず、 受験後に記録を確かめて判断する流れにします(不正対策を参照)。
受験期間の後の対応も含めて考える 当日に対応しきれなかった人の受け直しをどう扱うかも、事前に決めておきます。
パレットCBTでの扱い
パレットCBTでは、試験ごとのモニタリング画面で、受験者ごとの状態(未着手・受験中・提出済みなど)、 残り時間、解答した数、画面離脱の回数を確認できます。
対応が必要な人は要対応としてまとめて表示され、押すとその人だけに絞り込めます。 「受験中の連絡がある」「離脱が警告回数に達した」「離脱上限で自動終了した」 「別の端末で引き継いだ」「締切を過ぎて猶予中」などの区分があります。
受験者ごとに、次の対応ができます。
- 受験時間の延長、受験回数の追加(選んだ受験者にまとめて行うこともできます)
- 受験の再開を許可する、受験期間を個別に設定する
- 受験の強制終了、受験の無効化、受験票の再送
救済の操作は理由の入力が必須で、操作履歴(監査ログ)に残り、本人にはお知らせとメールで伝わります。
受験者は受験画面の「ヘルプ・連絡先」から、受験を止めずに主催者へ連絡できます。 主催者の返信は受験画面にも表示されます。
