研修の運用・制度
蓄積した受講記録や教材を取り出せるかという論点です。乗り換え時・解約時に確認すべき点を解説します。
エクスポートは、システムに蓄積したデータを取り出せるようにすることです。 導入時には意識されにくい一方、後から取り返しがつかない論点です。
なぜ導入時に確認するのか
数年運用すると、次のものが蓄積されます。
これらを取り出せないシステムでは、不満があっても乗り換えられません。 これをベンダーロックインと呼びます。
乗り換えの是非以前に、選択肢を持てないこと自体が交渉力の差になります。
確認すべきこと
受講記録を出せるか CSVなどで、受講者・受講日・学習時間・修了状況を出せるかを確認します。 人材開発支援助成金の申請や監査でも使う情報です。
教材を出せるか 教材は最も制作費がかかった資産です。 規格に沿った形式(SCORM・QTI)で書き出せるかが分かれ目になります。
解約時にどうなるか 契約終了後、データがいつまで保持され、いつ削除されるかを確認します。 個人情報を扱う以上、削除されたことの証明が必要になる場合もあります。
追加費用がかからないか 「エクスポートは可能だが有償対応」というケースがあります。 金額が大きければ、実質的に持ち出せないのと変わりません。
パレットLMS・パレットCBTでの扱い
パレットLMSは受講状況のCSVエクスポート、 コースのZIP形式でのエクスポート/インポートに対応しています。 テナント退去時には全データのエクスポートと削除証明の発行を行います。
パレットCBTは問題をQTI形式で書き出せます(2.1)。 結果もCSVで出力できます。
取り込みだけでなく書き出しにも対応するという考え方で設計しています。
