研修の運用・制度
研修内容を改訂したとき、誰がどの版で修了したかを残す仕組みです。証跡として必要になる理由を解説します。
版管理は、研修の内容を改訂したときに その時点の構成を記録として残す仕組みです。
なぜ必要なのか
研修の内容は改訂されます。法改正、製品の変更、事故を受けた追加など、 理由はさまざまです。
このとき問題になるのが、過去に修了した人の記録です。
2026年4月に修了した人は、当時の内容で学んでいます。 その後10月にコースを改訂すると、 「この人は何を学んで修了したのか」が分からなくなります。
どういう場面で問われるか
監査・調査 「情報セキュリティ研修を実施した」と報告するとき、 何を教えたかまで問われることがあります。 現在のコース内容しか残っていないと、当時の内容を示せません。
インシデント発生時 事故が起きたとき、「その社員は必要な教育を受けていたか」が確認されます。 受けていたとしても、当時の内容にその論点が含まれていたかは別問題です。
修了証の根拠 修了証を第三者に提示する場合、その証明の裏付けとして 修了時点の内容が残っている必要があります。
運用のポイント
改訂したら記録する 改訂のたびに版を記録し、何を変えたかのメモを残します。 後から見たとき、メモが無いと差分の意味が分かりません。
軽微な修正まで版にしない 誤字の修正で版を刻むと、履歴が読めなくなります。 学習内容が変わったときに記録する、という基準を決めておきます。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSでは、コースを初めて公開した時点で版(v1)が記録されます。
公開後にカリキュラムを改訂したら、**「改訂を記録」**で新しい版を残せます。 改訂メモも一緒に保存できます。
修了記録には、修了した時点の版が刻まれます。 そのため後から「この人はどの内容で修了したか」を示せます。
