目標管理(MBO・OKR)
読み: もくひようかんり別名: MBO、OKR、Management by Objectives、Objectives and Key Results、目標管理制度
一定期間の目標を立て、その達成に向けて取り組みを管理する方法です。MBOとOKRの違いと、育成の目標を組み込むときの勘所を解説します。
目標管理は、一定期間に達成する目標を立て、 その達成に向けた取り組みを管理する方法です。
代表的なものに、**MBO(目標による管理)とOKR(目標と主要な成果)**があります。 どちらも「目標を決めて振り返る」点は同じですが、ねらいと使い方が異なります。
MBO(目標による管理)
経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した考え方として知られています。 上から指示された目標をこなすのではなく、 組織の目標とつながった目標を本人が立て、自分で進み具合を管理することを重んじます。
日本では、半期・年度ごとに上司と部下で目標を決め、 期末に達成度を振り返って人事評価に使う形で 広く取り入れられています。
OKR(目標と主要な成果)
**目指す姿(Objective)**と、それに近づいたかを測る **数個の主要な成果(Key Results)**を組にして立てる方法です。
- 目標は、少し背伸びをしないと届かない水準に置くことが多い
- 四半期など、MBOより短い間隔で見直すことが多い
- 組織の中で、誰がどんな目標を持っているかを共有する
2つの違い
| MBO | OKR | |
|---|---|---|
| 主な使い道 | 個人の評価と結びつけることが多い | 組織の方向をそろえ、挑戦を促す |
| 目標の水準 | 達成できる水準 | 届かないこともある高い水準 |
| 見直しの間隔 | 半期・年度 | 四半期など短め |
どちらが優れているということではありません。 OKRの達成度をそのまま評価に結びつけると、 低めの目標を立てるようになり、挑戦を促すというねらいが薄れる点には注意が要ります。
育成の目標を組み込む
業績の目標だけを立てると、目の前の数字に追われて学ぶ時間がとれなくなりがちです。 「次の期に何を身につけるか」という育成の目標も合わせて立てる企業があります。
行動で書く 「研修を受ける」ではなく、「◯◯を一人で担当できるようになる」のように、 できるようになることで書きます。研修はその手段です。
途中で確かめる 期末に振り返るだけでは、軌道修正ができません。 1on1ミーティングなどで、途中の進み具合を話します。
キャリアの希望とつなげる 本人が目指す方向(キャリアパス)と結びついた目標は、 取り組む意欲が続きやすくなります。
