LMSの乗り換え(移行)
読み: えるえむえすののりかえ別名: LMS Migration、LMSの移行、LMSのリプレース、システムの乗り換え
ひとことで
いま使っている学習管理システムから、別のシステムへ移ることです。移せるもの・移しにくいものの見分け方と、進め方の順番を解説します。
LMSの乗り換えは、いま使っているLMSから、別のLMSへ移ることです。 ユーザー・教材・テスト・受講の記録など、移すものが多いため、 何を移し、何を移さないかを先に決めることが成功の鍵になります。
乗り換え先の選び方はLMSの選び方で解説しています。
移しやすいもの・移しにくいもの
| 種類 | 移しやすさ | 考え方 |
|---|---|---|
| ユーザー・部署 | 移しやすい | 多くのLMSがCSVで書き出し・取り込みできる |
| SCORMの教材 | 移しやすい | 規格に沿っていれば別のLMSでも動く(SCORM) |
| 動画・PDFなどの元のファイル | 移しやすい | 元のファイルが手元にあれば載せ直せる |
| テストの問題 | 形式しだい | 書き出せても、取り込み先の形に整え直す手間がかかることが多い |
| コースの構成・設定 | 移しにくい | LMSごとに作りが違うため、多くは作り直しになる |
| 過去の受講の記録 | 移しにくい | 進み具合や点数を、取り込み先の記録として入れられないことが多い |
過去の受講の記録をどうするか
いちばん悩むのが、これまでの受講の記録です。 多くの場合、新しいLMSでは移行した日からの記録を持ち、過去の記録は別に保管する形になります。
- 古いLMSを解約する前に、受講の記録をCSVなどで書き出して保管しておく (データのエクスポート)
- 監査や助成金の申請で過去の記録が要る期間を確かめ、その間は取り出せるようにしておく
- 「すでに受けた人に、同じ研修を二重に割り当てない」ための扱いを決めておく
進め方の順番
- 棚卸し — 教材・テスト・ユーザー・記録を一覧にし、移すもの・捨てるものを決める
- 書き出しの確認 — 古いLMSから、何がどの形式で書き出せるかを確かめる。解約の日も確かめる
- 試しに移す — 一部の部署とコースで移し、教材が正しく動くかを確かめる
- 本番の切り替え — 切り替えの日を決め、受講者に新しいログインの方法を案内する
- 並行の期間 — しばらくは古い記録を参照できるようにしておく
受講の途中で切り替えると、受講者は続きを新しいLMSでやり直すことになります。 年度の変わり目など、研修の区切りに合わせると混乱が少なくなります。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSへ移るときは、次のものを取り込めます。
- ユーザー — CSVで一括登録できます(UTF-8とShift_JISを自動で判別) (ユーザーの一括登録)
- グループ(部署) — 親子の関係を含めてCSVで作れます
- 教材 — SCORM 1.2 / 2004 のパッケージ、動画・PDF・スライドなどのファイルを載せられます
- テストの問題 — 決まった列のCSVで一括で取り込めます。ほかのシステムから書き出した問題は、この列に合わせて整えます
- 割当 — コースの割当をCSVでまとめて行えます
ほかのシステムでの受講の記録(進み具合・テストの点数など)を、パレットLMSの受講の記録として取り込む機能はありません。 前のシステムで受講済みの人は、コースの割当を免除(理由「前年度・前の職場などで受講済み」など)にでき、 CSVでもまとめて設定できます。社外やLMSの外で受けた研修は、外部研修の履歴としてCSVで記録できます。
