継続教育(CPD・更新の単位)
読み: けいそくきよういく別名: CPD、Continuing Professional Development、継続的専門能力開発、継続研修、更新単位、生涯研修
資格を持つ人が、取得の後も学び続けていることを示すための仕組みです。単位の考え方、記録と確認の方法、制度を設計するときの勘所を解説します。
継続教育は、資格を持つ人が、取得の後も知識や技能を保ち、高め続けるための学びのことです。 英語では CPD(Continuing Professional Development)と呼ばれます。 多くの資格では、一定の期間に決められた量の学びを積むことを、資格の更新の条件にしています。
単位の考え方
学んだ量は、単位やポイントで数えるのが一般的です。
- 講習・研修を1時間受けたら1単位、のように時間で数える
- 講習の受講、学会での発表、論文の執筆など、活動の種類ごとに単位を決める
- 期間の中で分野ごとの最低の単位を求める(倫理の講習を必ず含める、など)
数え方を細かくするほど公平になりますが、記録と確認の手間も増えます。
記録の方法
| 方法 | 内容 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 団体の講習で記録 | 団体が開く講習の出席を、団体が記録する | 外部での学びが数えられない |
| 本人の申告 | 本人が受けた講習や活動を申告する | 証明の書類と、確認の手順が要る |
| 外部からの取り込み | 認めた講習の主催者から、受講の記録を受け取る | 主催者との取り決めが要る |
本人の申告を認める場合は、修了証などの証明の書類を添えてもらい、 団体が内容を確かめてから単位を認める流れにするのが一般的です。
制度を設計するときの勘所
何のために学び続けてもらうのかを決める 単位を集めること自体が目的になると、内容に関係なく受けやすい講習に人が集まります。 資格の水準を保つために、どの分野の学びが必要かを先に決めます。
期間と単位の量を、無理の無い範囲にする 仕事を続けながら積める量でないと、更新をあきらめる人が増えます。
期限の前に知らせる 期間の終わりが近づいても単位が足りない人に、早めに知らせます (資格の有効期限と更新)。
足りなかったときの扱いを決める 単位が足りないまま期限を迎えたとき、すぐに資格を失うのか、 猶予の期間を設けるのかを、規程に書いておきます(資格の認定制度)。
企業の中での継続教育
社内の認定や、業務に必要な資格の維持のために、 企業が社員の継続的な学びを記録する場合もあります。 社外の講習の受講記録をまとめて管理しておくと、更新の手続きのときに探す手間が減ります (外部研修の記録)。
パレットLMS・パレットCBTでの扱い
パレットLMSでは、管理者が社外の研修の受講記録(研修名・主催・時間・結果と証明書のファイル)を登録でき、 受講者は自分の記録と証明書を見られます。修了証に有効期限を設け、期限が近づいた受講者に再受講を案内することもできます。
パレットCBTでは、合格証に有効期間を設け、更新の試験の受験資格に元の試験の合格を設定できます。
資格団体・協会の事務局向けに、更新と継続教育(CPD)の単位の申告・承認を扱う パレット認定を、ただいま公開に向けて準備中です。
