研修の運用・制度
ID基盤の情報をもとにアカウントを自動で作成・更新・停止する規格です。SSOとの違いと導入の目安を解説します。
SCIM(System for Cross-domain Identity Management・スキム)は、 会社のID基盤にあるアカウント情報を、各システムへ自動的に反映させるための規格です。
入社・異動・退職にともなうアカウントの作成・更新・停止を、 ID基盤側の操作だけで各システムに行き渡らせられます。
SSOとの違い
混同されやすいですが、担当する範囲が違います。
| 担当すること | |
|---|---|
| SSO | ログインの認証。「この人は本人か」 |
| SCIM | アカウントの管理。「この人のアカウントを作る・止める」 |
SSOだけを導入した場合、アカウント自体は各システムで作る必要があります。 SCIMを合わせて導入すると、その作成・停止も自動になります。
何が解決されるか
退職者のアカウントが残り続ける問題が最も大きい効果です。
人手で運用していると、退職の連絡が各システムの管理者まで届かず、 アカウントが有効なまま放置されることがあります。 これはセキュリティ上のリスクであり、監査でも指摘されやすい点です。
SCIMを導入すると、ID基盤で退職処理をした時点で 各システムのアカウントが自動的に停止されます。
異動時の所属グループの更新も自動化できるため、 組織階層で受講状況を集計している場合は集計のズレも防げます。
導入の目安
SCIMはID基盤の運用が前提になるため、 情報システム部門がID基盤を運用している組織が対象になります。
数百名以上の規模で、入退社・異動が定常的に発生する場合に効果が大きく、 逆に人数が少なく変動も少ない場合は、CSV一括登録での運用で十分なことが多いです。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSのSCIM(IdPからのユーザー・グループ自動同期)は エンタープライズプランでご利用いただけます。 詳しくは料金プランをご覧ください。
