研修の運用・制度
1つのシステムを複数の組織で共有しつつ、データを分離して提供する方式です。セキュリティ面の確認点を解説します。
マルチテナントは、1つのシステムを複数の組織で共有しながら、 組織ごとにデータを完全に分離して提供する方式です。 クラウドサービス(SaaS)の一般的な提供形態です。
利用する各組織のことをテナントと呼びます。
オンプレミス・専用環境との違い
| マルチテナント | 専用環境 | |
|---|---|---|
| 導入 | 契約後すぐ使える | 構築期間が要る |
| 費用 | 共有のため安価 | 高い |
| 更新 | 自動で最新版になる | 個別に作業が必要 |
| カスタマイズ | 設定の範囲内 | 自由度が高い |
費用と導入スピードを取るならマルチテナント、 独自の作り込みが必須なら専用環境という選び方になります。
確認しておきたいこと
「他社とシステムを共有する」と聞くと不安に感じるかもしれませんが、 確認すべき点は具体的です。
データの分離方式 どのような仕組みで他テナントからの参照を防いでいるかを確認します。 データベースの行単位でアクセス制御をかける方式(RLS)などがあります。
データの保管場所(リージョン) 国内保管が要件になる場合は、サーバーの所在地を確認します。
認証・アクセス制御 SSOやIPアドレス制限、 多要素認証に対応しているかを確認します。
退去時のデータ 解約時にデータを取り出せるか、確実に削除されるかは、 契約前に確認しておくべき点です。
パレットLMS・パレットCBTでの扱い
パレットLMS・パレットCBTはいずれも マルチテナント方式のクラウドサービスです。 データベースの行単位アクセス制御(RLS)でテナントを分離しています。
サーバーは東京リージョンに固定しており、データは国内で保管されます。 テナントごとに専用のURL(サブドメイン)が発行されます。
退去時には全データのエクスポートと削除証明の発行に対応しています。
