フィードバック(部下・受講者への伝え方)
読み: ふいーとはつく別名: Feedback、フィードバック面談、SBI、指摘の伝え方
相手の行動や成果物について、見たことと期待を具体的に伝えて次の行動につなげる関わり方です。伝え方の型と、よくある失敗を解説します。
フィードバックは、相手の行動や成果物について、 見たこと・感じたことと、こうしてほしいという期待を具体的に伝え、 次の行動につなげる関わり方です。
職場では上司から部下へ、研修では講師から受講者へ、 課題やロールプレイの後に返すことがよくあります。
2つの種類
よかった点を伝える(肯定的なフィードバック) 続けてほしい行動を、具体的に伝えます。 「よかったよ」だけでは、何がよかったのか相手に分かりません。
直してほしい点を伝える(改善のフィードバック) 変えてほしい行動と、その理由を伝えます。 人柄ではなく、行動に焦点を当てるのが基本です。
伝え方の型
よく使われるのが、状況・行動・影響の順で伝える型(SBIと呼ばれます)です。
| 順番 | 伝えること | 例 |
|---|---|---|
| 状況 | いつ・どの場面か | 「昨日のお客様への提案で」 |
| 行動 | 何をしたか(事実) | 「最初に課題を確かめる質問をしていたね」 |
| 影響 | それで何が起きたか | 「お客様が話しやすそうだった」 |
改善を求めるときは、この後に「次はどうするとよさそうか」を一緒に考えます。 答えを渡すか、本人に考えてもらうかは、相手の経験によって使い分けます (コーチング)。
よくある失敗
時間をおきすぎる 半年後の評価面談でまとめて伝えても、本人は場面を覚えていません。 できるだけその場か、間をおかずに伝えます。
あいまいに言う 「もう少し主体的に」のような言い方では、何を変えればよいのか分かりません。 観察できる行動の言葉に置き換えます。
ほめて・指摘して・ほめる、を型どおりに繰り返す 指摘を前後のほめ言葉で挟む伝え方は、続けると 「ほめられた後には指摘が来る」と受け取られ、どちらも伝わりにくくなります。
一方的に話す 伝えた後に、相手の受け止め方や事情を聞きます。 上司が知らなかった理由が出てくることもあります。
研修の場でのフィードバック
課題や記述の答えに点数だけを返すと、受講者は何を直せばよいか分かりません。 どの観点が足りなかったかを言葉で添えると、次の学びにつながります。 観点をあらかじめ示しておくルーブリックを使うと、 講師によるばらつきも抑えられます。
パレットLMSでの扱い
パレットLMSの課題提出では、講師が採点するときに 点数とあわせてフィードバックを書けます。受講者は提出画面で 講師からのフィードバックを確認できます。
- 直してほしい点がある提出は、コメントを付けて差し戻し、再提出してもらえます
- ルーブリックを設定すると、観点ごとに段階を選んで採点できます
